朝7時、マチュピチュ入口へ到着。


早速中に入り、遺跡が見渡せる段々畑の上まで登ってみた。

マチュピチュは朝もや(霧?雲?)に包まれていて

時々その一部が姿を見せるだけ。

後ろに控えているはずのワイナピチュもまだ見えない。

まだ数少ない他の旅行者も、みなそれぞれの場所を見つけて

静かにその時を待っているみたいだ。


マチュピチュ1


段々畑の上に座りながら、流れていく雲を眺めていると

8時頃、突然一気に雲が消え、マチュピチュ遺跡が姿を現した。


マチュピチュ2


すごい。すごい。すごい。

という言葉しか浮かばないぐらい、マチュピチュは素晴らしかった。

遺跡そのものもすごいのだが、ふっと見渡した周りの景色がすごいのだ。

周囲に迫った山々に圧倒されてしまう。

そして見れば見るほどワイナピチュのキビシさったら!

これって本当に登れるの?!


ひと通り全景を楽しんだ後は、いよいよ遺跡の中へ入ってみる。

建物は石を積み重ねてできているが、確かに刃物が入らないくらい、

今でもぴったりと合わさり組み上げられている。


わたし達が1番感心したのはなんと言っても水路だ。

遺跡の中には何ヶ所もの水汲み場があって、

見事に石をくりぬき、石をつなぎ、時には建物の下を

地下水路となって張りめぐらされている。

しかも遠くどこから引かれているのか、水は今でもその水路を通って

変わらずに流れ続けているのだ。


そして9時15分、いよいよワイナピチュ登山を開始。

1つ1つの階段(石段)が高く、1つ登るごとに筋肉に負担が掛かる。

想像通りかなりの急な斜面で、足が滑りそうになる。

崖をよじ登り、時にはこんな岩の中もくぐり抜ける。


マチュピチュ4  


登り始めてちょうど1時間、頂上にたどり着いた。

山の下には確かにコンドルの形(・・・に見えるかなぁ?)

をしたマチュピチュが見える。


マチュピチュ5


ここまでくたくたになって登ってきたけど

この景色を見たら疲れも吹き飛んだ。

マチュピチュを眺めながら、まったりと過ごす。

時間を気にせず、好きなだけ居られるなんてすごく幸せだ。


下山は約30分ほど。

急な岩の斜面を下るのは、実は登りよりもずっと怖い。

全部で約3時間、マチュピチュに戻る頃にはすっかり膝も笑っていた。


遺跡内をすべて見終えたのは3時。

時間はいっぱいあるので、お昼寝をしてみる。

なんて贅沢♪


マチュピチュ6


最後に、入口事務所でパスポートに

マチュピチュのスタンプを押してもらいました。


マチュピチュ7

(下の赤いのはペルーのイミグレーションによる

 正式な入国スタンプ。これっていいのかな?)


すごい、としか言えないんだけど、本当にすごい。

マチュピチュを満喫し大満足の1日でした。


1つだけ心残りなのは、エケコを連れて行ってあげられなかったこと。

バックパックを宿に預け、身の回りの荷物だけを持って行ったので、

彼は宿でお留守番をしていました。


エケコお茶