(「機関車の墓場」にて)
4月12日、いよいよラパスからウユニへやってきた。
まずはラパスからオルーロの街へバスで約3時間半、
その後列車に乗り換えて約7時間。
夜の10時半過ぎにウユニへ到着した。
オルーロからウユニへの列車は、出発するとすぐに
ウルウル湖という湖の中を走る。
その様子はまるで『千と千尋の神隠し』の1シーンみたい。
列車に乗り、席に着くと同じ車両に乗っている日本人の旅行者とすれ違った。
ウユニ塩湖を周る際は、旅行会社のツアーに申し込むのが一般的で、
日帰りから5日間ぐらいまで、各旅行会社が様々なツアーを出している。
ウユニまでもうすぐ、という所まで来たものの、
私たちはどんなツアーにするか決めかねていたので、
その日本人の2人にご挨拶を兼ねてお話を聞いてみることにした。
2人は兄妹で、お兄さんはJICAの青年海外協力隊の
職員としてボリビアで働いているこうじ君と、
日本から遊びに来ていた妹のれいこちゃんだった。
JICAの職員としてボリビアで働いているといったら、
わたしと同じ地球探検隊の隊員も参加している
するとこうじ君、なんとボリ子さんとはJICAの同期で、
しかもボリ子さんを通して地球探検隊員のわたし達が
ボリビアに来ることを聞いて知っていたのだという。
偶然はさらに続き、こうじ君自身も実は地球探検隊の隊員で、
私たちの航空券の手配をしてくれた(例の2週間前の予約である)
トミーさんの事も知っている。
そして妹のれいこちゃんは、私たちと同じ4月7日の
アメリカン航空成田発ダラス行きの便に乗っていた事も判明。
これはもう偶然とは思えない、
会うべくして出会った(と私たちは思っている)
こうじ君改めボリ男くん、れいこちゃん改めボリ妹ちゃん
とともに3泊4日のウユニ塩湖ツアーへ出発することになったのだ。