4月25日、『世界の車窓から』でも放送された、
プーノ~クスコ間の10時間の列車の旅へ出発。
アンデス山脈を抜ける登山列車、
と聞いて、険しい山しかイメージできなかったけど、
これが最高に素晴らしかった!
朝8:00にプーノを出発、右側にチチカカ湖を眺めながらしばらく走ると、
両側一面に草原が広がり、その向こうに山々が連なる。空がとても近く感じる。
ヨーロッパともアメリカとも違う景色を眺めながら、
ペルーってこんなにのどかで穏やかで美しい国なんだなぁーと
なんだかうれしくなってきた。
草原の中にはリャマや牛、羊飼いをするお母さんの姿も見える。
(赤や青、ピンクなど色鮮やかな民族衣装の服を着ているので目立つ)
こちらの女性は働き者で、赤ちゃんを背負って畑仕事や行商など
みんな朝から夜までよく働く。
草原の中にはアドベという日干しレンガでできた家があって、
列車が通ると中から子供たちが走り出て、手を振ってくれるのがとてもカワイイ。
こんな時、お父さんはどこにいるのかと思って見ていると、
草っぱらの中に自転車(たいてい赤色)を停めて、日向ぼっこをしていたりして。
でもそれもまた絵になっていて微笑ましい感じだ。
列車は1等・2等があり、1等(約45ドル)は豪華なインテリアでフルコースの昼食付。
わたし達は当然2等(約17ドル)でシンプルなインテリアで何も付かない。
でも車内はガラガラで、4人掛けのボックス席を1人1つ使えたほど。
hitoはお昼寝中 zzz
途中のフリアカの街を通過する時は、大騒ぎだった。
線路の両脇ギリギリいっぱいに露店が並んでいるから
警笛を鳴らしながら徐行しないと、品物をひっかけそうになる。
列車は世界で1番高い所にある駅、ラ・ラヤ駅に停車。
標高は4319メートルだそうだ。
クスコの街が近づくと車内ではフォルクローレの演奏が始まる。
『地球の歩き方 ペルー 04~05年版』のP.16に載っている
マキシモさんその人が登場したのでビックリ。
わたし達も民族衣装を身に着けて一緒に踊ってしまった。
こうして18:00ちょうどにクスコの街に到着した。
10時間の列車の旅は想像以上に素晴らしかった。
(ウユニ塩湖と張るぐらい。by etsu )