クスコでは『ペンション八幡』という日本人の方が

経営されている宿に泊まっていた。


ここは南米でも有数の沈没宿として知られていて

とにかく居心地がすばらしく良い。


トイレ・シャワーは共同だが、全自動洗濯機があり

無料で使うことができる。

洗濯物はブランコがある日当たりの良い中庭に

干しておけば半日で気持ちよく乾く。


クスコ2


共同キッチンでは自炊もできる。

(わたし達は外食が多かったのでラパスで仕入れた

 辛ラーメンを作ったぐらいだったけど)


そしてクスコの周辺にはマチュピチュには及ばないまでも

結構良い遺跡がたくさんある。マチュピチュから戻った翌日は

クスコの中心、アルマス広場から徒歩2、30分のところにある

サクサイワマン・ケンコー・プカプカラ・タンボマチャイの4つを

馬に乗ってまわるツアーへ行ってきた。

この4つの遺跡には共通入場券(1人40ソル 約1360円)が

必要だが、チケットは持っていない、と粘って頼み込み、

遺跡の裏口からこっそり入ることで、馬代のみで行くことができた。


クスコ1


サクサイワマンはクスコを守る要塞の跡。

クスコは街全体がピューマの形をしていると言われているが

このサクサイワマンはその頭の部分にあたるので

クスコの管理事務所のような役割があったとも言われているそうだ。


クスコの街は1530年頃にこの街を征服したスペイン人が

造ったため、ヨーロッパ風の建物が多いが、少し郊外に出ると

そこには美しい田園風景が広がっている。


ペルーというとマチュピチュを始めとする遺跡と、

アンデスの険しい山々というイメージしかなかったが

こんなにのどかで穏やかで美しい国なんだなぁ

「世界の車窓から」に続き、ペルーの美しさに

すっかり癒されているわたし達。


乗馬は初めてだったけど、2頭とも頭がよく

暴れることなく歩いてくれたので、じっくり楽しめた。

でも結局途中で雨が降ってきて、体が冷え切ったため

プカプカラ以降は遺跡の前まで行って写真を撮っただけで

馬から降りもせずに、「もう充分。もう帰ろう」と

帰ってきてしまったのでした。


さらに翌日は少し遠出をして、クスコから30km、

ローカルバスで1時間ほどの所にあるピサック遺跡へ出かけた。


山の上のわずかな平地に作られた太陽の神殿や

段々畑、墓地、見張り台など、まるでミニ・マチュピチュ。

遺跡の向こうにはミニ・ワイナピチュもありました(笑)


ピサック  

(写真を整理していたわたし達も

 うっかり何度も間違えました)



ペンション八幡

ペンション八幡の宿泊者の皆さん。

ゴールデンウィークと有休を合わせ、

2週間ほどの休みで南米へ来ている人も。

楽しかったですね♪