5月1日、クスコを出発し、飛行機でリマへ。

そのままバスターミナルへ直行し、バスでナスカへやって来た。


そうです。

水の張ったウユニ塩湖を見るために、

すっ飛ばしてしまったナスカの地上絵を見るために

ナスカに戻ってきたのです。(詳しくは4月11日の記事 へ)


ナスカの地上絵は日本では世界遺産の1つとして

マチュピチュと並んで非常に人気が高いが、

実際に行った旅行者の評判はいまひとつ。


かなりショボイ。

線が薄い。よく見えない。

ただセスナの遊覧飛行をしたと思えば良い。


などど良い話はほとんど聞かなかった。

でもせっかくペルーまで来たのだから、

やっぱり自分の目で確かめてみたい。

ということで南米のハイライトとしてやって来たのだ。


ナスカ地方には紀元前900年~900年ぐらいにかけて

さまざまな文化が開化したと言われている。

マチュピチュよりもずっとずっと古いのだ。


その地上絵の遊覧飛行。

結果的には思っていたよりずっと良かった。


確かに線が薄くなっており、見づらいところもあるけれど

一筆書きで描かれた絵の直線や曲線は、見事だった。

(実物はもっとハッキリ見えます)


ナスカ2

宇宙飛行士。通称:ガチャピン


ナスカ3

ハチドリ


地上絵を見た後は、もう1つの目玉、

ナスカ時代の墓地跡、「ナスカの墓」へ。

(っていうかこっちの方が楽しみだった)


インカの墓2


ミイラには髪の毛がばっちり残っています。

墓には夫と妻、子供など家族が一緒に埋葬されている。

(DNA検査でも確認済みだそうだ)

ナスカ文明は一夫多妻制だったため、複数の女性が

同じ墓に埋葬されているケースもある。


インカの墓


うーん・・・すごいです。

中には頭蓋骨に三つ編みをした髪の毛が

完全に残っているものもあったりして。


吹きさらしの乾いた大地には、今でも

たくさんの白骨が粉々になって散らばっている。

埋葬品の土器や織物は高値で売買されるため

盗掘者によって乱暴に掘り返されたためだそうだ。


こうして結構ナスカを楽しんだわたし達は

これでもう思い残すこともなく、その日のバスで

再び7時間掛けてリマへと戻ったのでした。


インカの墓3

(後ろに見える白いものはすべて骨です)