5月17日、サンクリストバル・デ・ラスカサス(通称サンクリ)
へやって来た。
周囲には先住民の住む小さな村がたくさんあって
独自の刺繍や織物などの民芸品が有名だ。
街自体もカラフルで可愛らしくてステキ。
さあ、明日からどこへ行こう。
と考えてみるが、2人とも「ん~ どうする?」
と言ったきり、案がでてこない。
グァテマラでも感じたことだけど、
先住民の村や、織物や刺繍は確かに美しいけれど
もう十分。なのだ。
お金を払ってバスに乗って、見に行くほどの興味がないのだと思う。
じゃあ、わたし達がもっと興味がある場所って、どこだろう。
あそこしかない。
もう一度ガイドブックと地図をじっくり見比べてみる。
出発前に一度は候補に上りながら、予定ルートからは
離れるので、外した場所。
せっかくメキシコに来たんだから、わたし達は
何よりもやっぱりあそこに行くべきなんじゃない?
今ならスケジュールをやり繰りすれば無理じゃないよ!
よし、行こう!
その後もルートは二転三転したものの、翌日のバスでサンクリを後にし、
まずはhitoのたっての希望の彼に会いに行くことにした。