5月21日、オアハカ近郊のモンテ・アルバン遺跡へ行ってきた。
高台の、オアハカの街全体が見渡せる景色の良い場所だ。
500~750年に最盛期を迎えたモンテ・アルバンは
サポテコ人の祭礼センターだったと考えられている。
1番手前にある建物が天文台。
他の建物よりも斜め45度の角度に建てられており
先端が矢印の形になっている。(エケコの左手のあたり)
春分、秋分の日にその後ろにある宮殿から見ると
ちょうどこの天文台に日が沈むそうだ。
マヤの遺跡にはこんなふうに、太陽や月や星の動きを
正確に把握し、反映させた建物がいくつもある。
何年、何十年と毎日欠かさず観測を続けた事もすごいし
(望遠鏡とかある訳ないし)
年に1回とか2回とかしかこない特別なその日に合わせて
建物を造る計画性もすごいと思う。
モンテ・アルバンの出土品で最も有名なのが翡翠の頭蓋骨。
オアハカ市内の文化博物館に展示されている。
この頭蓋骨を始め、たくさんの副葬品が見つかった
第7号墳墓。
意外と小さくて地味です。
わたし達は先に博物館で頭蓋骨を見に行っていたので
遺跡群とは少し離れた場所にあるここをわざわざ
見に行ったけど、そうでなければ行かなかったでしょう。
モンテ・アルバンは遺跡自体がかなり整備されていて
公園のようだ。ピラミッドの修復も進んでいて、
元の(と思われる)形を取り戻しているが、その割りには
ほとんどのピラミッドに登ることができず、
ちょっと物足りない気も・・・
ジャングルの真っ只中にあるティカルを見たあとだから
仕方ないかな。